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まるこそだて vol.6/12回

前回のあらすじ

小規模保育園から卒園し、
長い時間子どもの成長を見ることができる、長男に合った幼稚園に行くことを決めた。
入園すると、成長と共に長男の特性、偏食がくっきりみえてきた。

まるこそだて vol.5/12回

長男の幼稚園生活のはじまり

幼稚園に、年少で入園した長男。
入園式に行くと、長男は私にべったりくっついていた。

年少のクラスには、
まだ赤ちゃんのような子もいれば、
イヤイヤ期が続いて泣いているような子もいたり、
長男と同じように、お母さんから離れられない子もたくさんいた。

幼稚園生活を見守る中で、長男が幼稚園の話をすることはなかった。
だからできるだけ、出来るようになったこと、話せるようになったことは担任の先生と電話をしたり、メモで共有を図るようにした。
担任の先生もマメに、長男が幼稚園で過ごす様子を教えてくだり、とてもありがたかった。

ひどい偏食に悲しくなった日々

幼稚園では、週に2回お弁当の日があった。

「食べる時間が嫌いにならないよう、好きなものを食べられる量、お弁当に入れてください」
というのが園の方針だった。

もともと偏食だった長男だったが、
それを守りながらお弁当づくりをしていると、残してくるもの、食べないものが、だいたい決まっていった。

お弁当には、
煮豆、ミートボール(メーカー指定)、チーズ(メーカー指定)、白米のおにぎり3つ(お米が乾くと食べないのでラップに包む)が、定番メニュー。

年少のはじめの頃は、なんとか他のものも食べてほしくて、試行錯誤、食べれそうなおかずを入れたりもした。
でも必ず、普段入れていないおかずは綺麗に残って帰ってきた。
白米のおにぎりに、海苔をカットして動物さんの顔にしたりしても、綺麗に海苔を外し、おにぎりだけ食べてきた。

ちなみに偏食は、もちろんお弁当だけではない。
夜ご飯も、この頃からほぼ納豆ご飯、麺類、フライドポテトくらいしか食べなくなった。

偏食はどんどんひどくなった。

どうやら、口の中が過敏なようだと気付き、
唯一食べていたカレーライスや、お味噌汁、麺類も、
口の中の刺激を少なくするために、具が入らないように茶こしで、液状のものはこすようにしていた。
それでも、じきに、カレーライスやお味噌汁は、茶こしでこしても食べなくなった。

その気持ちが全然わからず、
食べない、食べて欲しいという気持ちがいっぱいになり、
時には「ちゃんと食べなさい」と怒ってしまうこともあった。

泣きながら、食べ物を口に入れる長男を見て、
いったい自分は何をしているんだろうと自分を責めた。

美味しそうに果物を食べたり、なんでも食べる子が羨ましいと思う気持ちもあった。
でも、ある時、その気持ちに諦めをつけて、
長男の嫌な食べ物を無理に食べさすような食事作りで頑張るのをやめた。

ちなみに、年長になった今でも、長男のお弁当の中身は、年少の頃からのおかずと同じだ。

3年間同じお弁当。
でも、もう全く悩んではいない。
毎回完食で帰ってきてくれると、とても嬉しい。

食べられるもの、食べないもの、今でも日々変化したりする。
それでも、年少の頃より、すこーーーしずつではあるが、食べられるものも増えている気がする。

はじめての運動会、生活発表会

年少の頃の長男は、
まだ幼い同学年の子どもたちにまぎれて過ごしてはいたけれど、
他の子どもと遊ぶことはなかった。

言葉はやっぱりほぼ単語。
朝の会なども、教室から外に出てしまうなど、参加をするのが難しいようだった。

視界には誰も入ってこないような遊び方を幼稚園でもしていた感じだった。
おそらくそれが長男にとって、
唯一、幼稚園に落ち着いていられる作戦のようなものだったのかもしれない。

幼稚園での長男初めての運動会は、私を見つけては大泣きだった。
帰りたい気持ちが爆発しているようだった。

競技にもほとんど参加できなかった。
先生に終始抱っこされている長男を見ていると
なんともいえない気持ちになった。
長男は私を見つけては泣くので、
私はとにかく群衆に隠れながら、コソコソ長男を見ていた。

生活発表会でも、同じように、コソコソ隠れながら発表の内容を見ていた。
補助の先生についてもらっていたものの、歌は歌わなかった。
劇のようなことも意味がわかっていないようで、担任の先生が壇上で弾くピアノが気になり、寄っていったりしていた。

年少の間、
行事ごとはいつも、やぱり彼の視野の狭さと、不安さが目に見えるようだった。

入園当時は、いつかみんなに追いつくと思っていたが、
結果的に、周りとの差が広がるばかりか、長男の不安感は増しているように思えた。

そんな時、通っていた個別の療育の先生が、
発達に凸凹がある子が通える幼稚園のような、
療育園というところがあると見学をすすめてくださった。

つづく

Profile
まるこ
ライター

京都市内で5歳、3歳の男子の子育て中。
福祉の仕事に従事し、福祉のことを発信するためラジオやイベントを通してライフデザインクリエイターとして活動。
また、京都の街でママもこどもが幸せに楽しく子育てできる場を作るMaManKYOTO運営メンバーでもある。

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