はじめまして!永富雅美と申します。
放課後等デイサービスで未就学のお子さんの療育をさせてもらっている、子どもが大好きな保育士です。
現在、小4の娘と、小2の息子で双子自閉症児の子育てをしています。
コロナの影響で、おうち時間が増えましたね。
子どもたちがYouTubeやテレビを見て過ごすことが増えたなぁ、と感じています。
みなさんはいかがですか?
「何かほかに楽しく過ごせ、知育もできるような遊びはないかな」と考えていたところ、
2つのおもちゃに出会うことができました!
1つは、私の父が子どもたちにプレゼントしてくれた「ピタリコ」
もうひとつは、ママ友宅で出合った「ジスター」です。
2つとも、楽しく遊んでいるうちに集中力も身についたすぐれものなんです。
乳幼児期のお子さんも、小学生のお子さんも、おうちで楽しめますよ!
壁でも、お風呂でも遊べるブロック「ピタリコ」
私が初めてピタリコを見たときは、率直にこう感じました。
- カラフルでキレイ
- 並べて遊びそうだな
- 吸盤付きブロックを初めて見た!
実際に子どもたちがはじめて目にしたときは、
「おもしろそう!」「遊びたい!」と興味津々の様子でした。
開けてみて、もっと気に入った様子。
私の想像以上の気に入りようでした。
ピタリコの3つの特徴
- リビングでもお風呂でも遊べる
- 吸盤付きでブロック同士がくっつく
- 想像力や集中力が身につく
ピタリコの対象年齢は、2歳から
対象年齢は2歳からです。
一番小さいブロックが3センチほどでペットボトルのキャップくらいの大きさです。
他のパーツは大きいものもあり、また、有害物質は使われておらず自然由来の塗料を使っています。
赤ちゃんが万が一、口にいれても安心ですね。
でも、小さいお子さんが遊ぶときには、念のため、小さいブロックは除いておくとより安心だと思います。
リビングでの遊びかた
「並べる」「くっつける」の組み合わせで、いろんな遊び方ができます。
付属されている「はじめてガイド」には、3つのステップが書いてあるのでご紹介しますね。
STEP 1: ツルツルした壁や、フローリングなどにペタっと貼ったり取ったりする感覚を楽しむ
STEP 2: 色や形を選びながら数字を作る
STEP 3: パーツを考えながら立体的に人を作ってみる
吸盤の吸着力が想像以上に良く、子どものほんの少しの力でもしっかりくっつきます。
また取るときも片手でひっぱるだけでスポっと取れます。
娘は「この感覚がおもしろいんだよね」と言い何度もくっつけたりはずしたりしていますよ。
①並べて遊んで、物語をつくろう
息子はとにかく並べることが大好きです。
このピタリコの中には目がついている、虫やぞうさん、宇宙人?!のブロックがあります。
その独特なお顔や形が大のお気に入りです。
- トントンと歩かせながら並べる
- 手をかざして見る
- 想像を膨らませながらごっこ遊びをする
お友だちのペンギンさんも仲間入り!
自分で物語を作り想像力を膨らませ、遊びの世界を広げています。
お風呂での遊びかた
お風呂場の壁やふた、浴槽などでもピタッとくっつきますよ。
- お風呂の壁やフタにくっつけたり取ったりする
- 浴槽のふちに好きな配列に並べる
- お風呂の蓋をめがけてダーツ遊び
中でも、「ダーツ遊び」が一番人気です。
どうしたらくっつくのか、持ち方や投げ方を工夫しながら遊んでいます。
周囲に気をつけて、遊んでみてくださいね。
お風呂場からピタリコの持ち運びには「ザル」が便利!
水切りができ、子どもも持ち運びしやすいようです。
そして、使い終わったあとも大事なブロックをタオルでふくという作業ができるようになりました。
本人のできることが遊びを通して増えていくので、自信にも繋がっているのかなと思います。
<購入はこちらから>
item.rakuten.co.jp
https://item.rakuten.co.jp/lotuslife2018/b07rw6nnzv/
https://item.rakuten.co.jp/lotuslife2018/b07rw6nnzv/
ブロック遊びで身に付くことは?
「ブロック遊びは子どもの成長によい」と耳にしたことありますか?
ブロックや積み木など、
「次はどう組み立てていこうかな」「こうしたらどんな形になるのかな」と、
1つのおもちゃからいろんな遊びの発想が生まれますね。
では、具体的にどんなことが身につくのでしょうか。
思考力・集中力が身につく
色や形の組み合わせを考えながらブロック遊びをすることで、考える力を身に付けることができます。
また、夢中になってブロックを組み立てることで集中力アップにも繋がります。
幼いうちから思考力や集中力を養うことは、その後の成長にとって大きなメリットとなりますよ。
想像力・独創性が身につく
シンプルな形のブロックは、何も無いところから自由にイメージを膨らませて遊べるのが魅力です。
ブロックでいろいろな形を作ると、右脳が刺激され想像力が発達します。
また、「新しいものを作ってみたい」という独創性が生まれます。
3次元的思考、空間認知力がつく
3次元的思考は、目に見えないものを想像して空間を把握する力です。
ブロックは、遊んでいるうちに3次元的思考を身に付けることができます。
お片付けが上手になったり、算数の図形の問題が得意になったりと、さまざまなメリットがあります。
手先が器用になる
ブロック遊びは、小さいブロックをつかむ行為の繰り返しです。
幼児期に細かい動きを訓練することによって、手先の発達を促すことができます。
手先が器用になることで、文字がきれいに書けたり、はさみを上手に使えたりと、さまざまな作業が効率良くできるようになりますよ。
出典:https://hugkum.sho.jp/122735
ひも通しで作品をつくろう!見立て遊びにおすすめの「ジスター」
ピタリコを販売しているLOTUS LIFEさんからもう1つ、
今わが家で大ハマり中の「ジスター」を紹介させていただきます。
ジスターを使ってできることは2つ。
1.自由に作りたいものを作ることができる
動物が好きな子は、立体的に組み立てたり、数字や文字が好きなこは、平面で並べて作ったりして遊べます。
しかし、なかなか「自由に作る」って難しいと感じること、ありませんか?
そんなときは、ジスターの付属の説明書にQRコードがあり、そこから動画で作り方の説明があります。
お子さんが、「何をつくろうかな」「どうしたらこの形になるのかな」と迷ったときに「こんな方法もあるよ」と、動画を見ながら作るのもいいですね!
2.ひもとおしができる
ビーズと同じカラーのひもが13種類入っており、ひもとおしができます。
ひもとおしは、いろんな高度な技術がいりますね。
そのため、子どもの思考力が育ち、集中力が身につくと感じます。
- ひもとピースをもつところの調整
- 穴をしっかり見てひもを通すところ
- 穴に入ったときにひもをひっぱるタイミング
遊び方
①作る前に色分けをしよう
小4の娘は、「作る前に色分けをしよう!」と、作りやすい工夫をしていました。
確かにこうすることで、ほしい色が一目瞭然にわかりますよね。
②見本を見ながら組み立てよう
遊び方ガイドには、14種類の見本がのっています。
きりん、鳥、くじゃく、うさぎ、恐竜、ちょうちょ、お花
おうち、ロケット、船、橋、観覧車、車、傘…
ひとつひとつのピースを、切れ目の部分に合わせてつなげていきます。
1つのピースに8か所切れ目があるので、自由に角度を変えられます。
ブロックではなかなかできないカーブも作ることができるところが魅力の1つです。
作り方が難しいときには、QRコードを読み取ってみてください。
動画で詳しく説明してもらえますよ。
③ひもとおしをしよう
ビーズと同じカラーのひもが13種類入っており、ひもとおしができます。
ひもとおしは高度な技術が必要です。
- ひもとピースをもつところの調整
- 穴をしっかり見てひもを通すところ
- 穴に入ったときにひもをひっぱるタイミング
このような動きを通して、子どもの思考力が育ち、集中力が身についていきます。
④ほかの遊び方もできます
斜めに積み上げられるので、簡単に立体的な作品ができますし、
520ものピースで1mほどの大きな作品をつくることもできますよ。
お友だちと協力して、大きな作品づくりにも挑戦してみてくださいね!
⑤片づけはジップロックで色ごとに集めよう
色ごとに分けて片づけると、次に遊ぶときにすぐに遊びが始められます。
ただ、13種類の袋に分かれるので、収納ケースに収まりにくくなってしまいますので、
ジップロックの空気を1つずつしっかり抜いて入れてみてくださいね。
わが家での遊びのご紹介
息子は、自閉症で、重度知的障がいがあります。
注意散漫なところもあって、学校の宿題をするときに、プリントを見続けることが難しいところがありました。
しかし、息子は好きなことに関しては集中できます。
毎日のようにジスターでひもとおしをしてそんでいるうちに、少しずつ変化していきました。
私はそばで毎日見ていて
「あんなにプリントを見続けることが苦手だったのに、集中している時間が伸びたな」
と感じるようになりました。
宿題に興味を持てるようになってきたことも理由のひとつかもしれませんが、
きっと集中し続けるスキルが、ひもとおしによって育まれ、
「物を見る」ことも身についてきたのかなと思います。
好きな遊びで集中力が身に付き、
しかも学校の学習などに良い効果が発揮できたら、本人の自信にも繋がりますよね!
娘は「くじゃく」に挑戦中していました。
オレンジ色のピースを、人参の輪切りに見立てて、おままごとで遊ぶこともできますよ。
<購入はこちらから>
item.rakuten.co.jp
https://item.rakuten.co.jp/lotuslife2018/b073w9v2wb/
https://item.rakuten.co.jp/lotuslife2018/b073w9v2wb/
「見立て遊び」が想像力を育んで、コミュニケーション能力の基礎づくりを!
見立て遊びとは、「実際には目の前にはないものを、想像しながら遊ぶこと」です。
例えば、
飲み物の入っていない容器をコップに見立てて飲む仕草、
棒をスプーンの代わりにして食事をする仕草、
そして小さなバッグを持ってショッピングを楽しむ仕草 など
保護者が日頃よくする行動の真似をしたり、生活習慣をぬいぐるみに教えたりするなど、
子どもの発想力をもとにしてする遊びです。
しかし、一口に見立て遊びといっても、年齢が上がるにつれて少しずつ変化が見られます。
2歳前頃 立派な「見立て遊び」に
挨拶する仕草やお買いものをしているような動きをはじめ、
お料理やお茶を飲むふりをするなど、
周囲のちょっとした行動をよく見て真似をするのがこの時期の特徴です。
何かをしているふりをすることが好きなので、
保護者も一緒に楽しんであげると、お子さまはさらに見立て遊びを満喫することができるようになります。
3~4歳頃 「ごっこ遊び」「なりきり遊び」に発展
3歳くらいになると、ぬいぐるみやお人形などを上手に使いながら自ら場面を設定し、遊びます。
自分がお医者さんになりきって、病院ごっこなどもするようになるのです。
これまでとは異なり、保護者だけでなくお友達とも一緒にごっこ遊びをするようになっていきます。
5歳前後は高度な「なりきり遊び」に
5歳前後になると、1人で数人の役をかねた高度な「なりきり遊び」をするようになります。
複数人分の表情や口調などを使い分けたり、それぞれの立場を踏まえたセリフを話したりと、より想像力を使って見立て遊びをするようになります。
娘が4~5歳の頃、車で移動中に、見立て遊びからごっこ遊びへと展開させていたことがありました。
車内にあったビニール袋と2本のペンでビニール袋を風船に、
ペンを人にして見立てていました。
そのあと人が風船をもって、2人で空を飛ぶごっこ遊びへと発展していました。ジスターは、そういった力を伸ばしていくための1つのアイテムとしておすすめです。
気持ちを理解する
見立て遊びをすることで、自分以外の人の気持ちを理解できるようになります。
「こうしたら悲しいかな」「笑ってくれるだろうな」など、人の心を察する力が伸ばせるでしょう。
想像力、観察力、記憶力を育む
見立て遊びの中で、
積み木を車として用いたり、空の四角い箱をぬいぐるみのお家にしたりと、
本当はそうではないものを使って遊びに代用します。
「この形ならあれにしよう」とさまざまなイメージを膨らませる力が育まれます。
また、模倣することで観察する力、記憶する力も身についていきます。
他の人と一緒に遊ぶちから
3歳頃までは子どもは1人で遊ぶ姿がよく見られます。
しかし、3歳を過ぎた頃からはみんなで見立て遊びをすることができるようになってきます。
子どもは友だちと一緒に遊ぶようになると、
他者との関わり方で協調性や社会性を身につけ、また相手の気持ちを理解できるようになります。
遊びを通して自然とたくさんの能力を身につけられることが、見立て遊びの大きな魅力です。
子ども同士役割を持って、ごっこ遊びをすることで「みんなで遊ぶ」楽しさも育むことができます。
<引用>
見立て遊びで子どもの想像力を育てよう!ごっこ遊びとの違いは? – Chiik!
ベネッセ情報サイト
さいごに
お子さんがおうち時間をより楽しめ、集中力や発想力も身に着けられたら良いなと思い、
この2つのおもちゃをご紹介させていただきました。
これらのおもちゃのよいところは、
形にとらわれず、自分で考えて「こうしたい」「こんなふうにしたらどうかな」と変えていけるところ。
お子さんが遊びを通して思考力や想像力を身に着けることができますし、
ママにとってもお子さんが画面上の遊びだけでなく、考えながら楽しく過ごし、遊ぶことができると思います。
こんな時期だからこそ、おうちで子どもと横に並んで
「どんな風に遊ぶのかな~」と見てあげる、
そんな時間を過ごせたらなと思います!
ぜひ、親子で一緒に遊んでみてくださいね。
永富雅美
小4娘(HSC)、小2双子(自閉症)を子育て中。
放課後等デイサービスで保育士として働きながら自閉症特性について勉強をしたく発達障害児支援士を取得。
ブログ「ひかまめ」で自閉症児子育ての葛藤・悩み・寄り添い方についてのんびり更新中。
永井葵
イラストレーター
2020年京都精華大学芸術学部を卒業。
イラスト担当。
(就業体験でイラストを描いていただきました)
株式会社みのりの森 代表取締役
NPO法人Reframe 代表理事
凸凹じぶんなび とことこ 製作者/運営者/編集長/ライター
発達障がい専門誌きらり。 発行者/編集長/ライター
発達障害(ASD/ADHD)当事者
双極性障害当事者
発達障害の支援を中心に、会社を経営。
NPOでは不登校、発達障害、HSPなどの生きづらさを抱えた子どもと若者の居場所づくりをしている。