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まるこそだて vol.1(全12回予定)

はじめまして。
私は福祉の面白さ、明るさを発信するライフデザインクリエイター、またラジオパーソナリティーをしている、まるこです。
現在、5歳と3歳の子育てをしています。

このエッセイでは、
5歳の自閉症の疑いのある長男と、お兄ちゃんが大好きな3歳の次男との日々を
12回にわたって、兄弟の成長の様子、親の揺れ動く気持ちとの折り合いなどをつづっていきます。


はじまり

長男が、生まれたのは5年前の2月。

寒かったのかどうかもよく覚えていない。
恐れていた陣痛の痛みで、怪獣のように叫んでいた自分とか、
そういうことは、もうとっても昔のことのように感じる。

なのに、長男が生まれてきてくれて、初めて腕に抱いた時、
【この命を守っていかないといけない】
という、言葉では表せない重圧に押しつぶされそうになったことは
昨日のことのように覚えている。 

この世で、最高に大事な人に出会えた瞬間だった。

私は、高齢者福祉の仕事につき、介護福祉士の仕事を経て、採用広報の事務の仕事をしてきた。
祖父母に育てられた私は、お年寄りの傍で仕事をしているのが心地よい。

音楽、音楽フェスが好きで、お酒が好き、イベントを企画するのが好き、
コミュニティラジオのDJをして何かを発信するのが好き。
このときまで、私の世界には《子ども》というワードは存在しなかった。

長男が生まれる3日前までラジオの収録をしていた。
長男が生まれてからしばらくは、
家に引きこもるのが辛い、母乳がうまく出なくて悲しい、なんで長男が泣いているのかわからない、夜寝たい、など
あらゆることで悩み、泣いていた。

今となっては
「私のホルモンバランスは大暴れやったんやな」と思う。
やはり赤ちゃんの子育ては想像以上に過酷だった。

おとなしい赤ちゃん

それでも長男は可愛かった。

長男が生まれて4ヶ月ほどで首がすわる頃には、
泣けばおっぱいかミルク、眠い時は抱っこ紐で揺らせば、長男はすっと眠った。

おかあさんといっしょ、いないいないばぁといった、NHKの幼児向けのテレビをみせていると、
じっと画面を見ていて、そのうちに私も家事を済ませることができた。
どちらかというと、おとなしい、育てやすい赤ちゃんだったと思う。

だから、いろんな場所に連れて行った。
どこに連れて行っても、おとなしい子。

ただ、寝返りや、ずりばい、ハイハイは少し遅かった。

私自身が赤ちゃんの頃、
体が弱く、ハイハイも歩くのも遅かったと親から聞かされていたこともあり、
こんなもんやろうと何も考えていなくて、
ただただ毎日の家事や育児に奮闘していた。

私自身それまでの人生の中で子どもに関わる経験がほぼなくて、
よくわからなかったというのが本音だった。

そんな長男は1歳5ヶ月、初めて歩き出した。
心配はしていないと思っていたが、周りの子よりも少し成長が遅かったので、ホッとしたのを覚えている。
その頃、長男は壁づたいに、壁を横目で見ながら走っていたりして、
なんだか不思議だなぁと思いつつも、
長男なりの遊び方かなと感じる程度だった。

バイバイを覚えたなと思った頃には、
なぜは手のひらの向きが逆で、ヒラヒラとさせていて
それもまた不思議に思っていたけれど、
そのバイバイはしばらくして全くやらなくなった。

そんな時、市内の1歳半検診に行った。
そこが、私のほんまの子育ての転機だった。

今思えば。
(つづく)

Profile
まるこ
ライター

京都市内で5歳、3歳の男子の子育て中。
福祉の仕事に従事し、福祉のことを発信するためラジオやイベントを通してライフデザインクリエイターとして活動。
また、京都の街でママもこどもが幸せに楽しく子育てできる場を作るMaManKYOTO運営メンバーでもある。

Profile
運営者/編集者/ライター at

株式会社みのりの森 代表取締役
凸凹じぶんなび とことこ 製作者/運営者/編集長/ライター
発達障がい専門誌きらり。 発行者/編集長/ライター
発達障害(ASD/ADHD)当事者
双極性障害当事者
発達障害の支援を中心に、会社を経営している。

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