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まるこそだて vol.5/12回

前回のあらすじ

次男が生まれて、長男の赤ちゃんがえりを乗り越え、余裕のないまるこは、育児に目が回る日々を送る。
そんな中、幼稚園に入園する歳を目前にした長男。
我が家の幼稚園選びがはじまった。

まるこそだて vol.4/12回

保育園から幼稚園へ

長男の幼稚園えらびがはじまった。
そもそも当時、私は時短勤務で仕事をしていて小規模保育園に通っていた長男を、保育園ではなく幼稚園に変えようと思った経緯がある。
1歳半検診の時、自分でも気づかなかった長男の成長のゆっくりさに気付かされ、物理的に長男と過ごす時間を作りたいという想いが芽生えた。
また、夕方まで仕事をして、保育園に迎えに行って、急いでご飯とお風呂と寝かしつけをする生活スタイルの中で、長男とじっくり向き合って子育てをしている自覚は、私にはほとんどなかった。
それでも、そのスケジュールの中で子育てをする人は大勢いいると思う。
でも、私のキャパシティは、そのスケジュールの中で理想的な子育てをするお母さんに、全然追いついてない気がしていて、ずっともどかしさを感じていた。
生活の比率を今は子育てにしよう!と決めることで、なんとなく今まで見逃してしまっていたかもしれない長男の成長を、見逃したくないという気持ちがどこかにあったのかもしれない。
ただ、今思えば幼稚園も保育園も、その子、その子に会う環境を選べば良いんだと思う。

男の幼稚園は私立、公立合わせて4つほど見学に行った。
その中で、我が家の幼稚園選びのポイントは2つ。

  •  成長がゆっくりな長男が、矯正されない場所であること。
  •  子ども自身を丸ごと受け入れてくれる、と感じる幼稚園を選ぶこと。

だった。
今、長男が通っている幼稚園は、主人と見学に行き、幼稚園の方針、先生との話、幼稚園の雰囲気で、その日のうちにココやなぁ決めたと思う。
幼稚園の入園前の面談で、発達検査の結果を持参し、長男に発達遅滞があることを伝えたが、幼稚園の先生方は、言葉に詰まることも、困られる雰囲気もなく、「入園してくれるのを待っていますね〜」という言葉をかけてくださったことが嬉しかった。
また、1歳の頃から通っている小規模保育園の先生たちは、長男の卒園時、
「長男くんは、ゆっくりやけど、ちゃんと成長してきたのを私たちはみてきたから、大丈夫です」
と涙ぐみながら、心強い言葉をかけてくださった。
思えば、その保育園は、子育てについて気軽に相談できる場所だった。
おそらく1歳半検診以前に、先生たちは長男の成長のゆっくりさに気づいていらっしゃったと思う。
1歳半検診のあと、結果を伝えると、驚きもせず、ゆっくり私の話を聞いてくださった。
そして、その保育園でも、本当に長男を大事に保育してくださった。
私は、実親に子どもを預けたりできる環境ではなかったので、保育園の先生や、療育先の先生、周りの子育てをサポートしてくれる人たちの存在が、本当にありがたかった。
子育てに明確な正解がないと思うから、話だけでも聞いてくれる、共感してくれる、そんな場所は絶対に必要だと思う。

幼稚園生活のはじまり

周りの人にありがたみを感じながら、長男はいよいよ幼稚園に通うことになった。
年少さんになった長男は、少し大きい制服に身を包み、入園式を迎えた。
長男は幼稚園バスで幼稚園に通うことになっていたが、心配していたことが吹っ飛ぶくらい、4月の初めの頃から、泣いたり嫌がったりすることもなく、すんなり園のバスに乗って幼稚園に行った。
バスに乗って、こちらがブンブン手を振ってお見送りしても、全然こっちをみていないのが、長男らしかった。
年少さんのクラスは、まだまだみんな幼くて、いろんな子どもがいたし、小規模保育園より圧倒的にワイワイしていた。
なんだか、長男が他の子に紛れてみえるのが不思議だったし、どこかホッとしていた。
でも、長男が目立って見えてくるのに、時間はあまりかからなかった。

つづく

Profile
まるこ
ライター

京都市内で5歳、3歳の男子の子育て中。
福祉の仕事に従事し、福祉のことを発信するためラジオやイベントを通してライフデザインクリエイターとして活動。
また、京都の街でママもこどもが幸せに楽しく子育てできる場を作るMaManKYOTO運営メンバーでもある。

Profile
心花kohana
イラストレーター | Website

40代主婦、絵も描きます。 発達障害当事者(ASD)があり二次障害の統合失調症があります。
発達障がい専門誌きらり。の表紙や、挿絵を担当した経験があり、他数冊の表紙絵や挿絵を担当したことがある。
ギャラリーで色鉛筆作品など絵画作品展示にも参加している。

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